【改めて考えよう!】電子タバコによる健康への影響とは?

喫煙による健康リスクについては多くの人に知られており、一般的なタバコ(燃焼式タバコ)の代替品として電子タバコを活用している人も多いのではないでしょうか?しかし近年、電子タバコも肺疾患などの健康リスクの上昇につながるということがわかってきました。そこで今回は、 電子タバコの健康への影響について解説します。
13時間前
電子タバコの健康への影響とは?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

喫煙によってリスクが上昇する疾患の代表的なものとしてCOPDがあります。COPDとは慢性閉塞性肺疾患のことであり、肺気腫や気管支炎など肺の炎症性疾患の総称です。主にタバコの煙などに含まれる有害物質を長期的に吸い続けると発症するといわれており、喫煙習慣のある中高年層の患者が多くなっています。 また、喫煙者本人だけでなく、受動喫煙(本人が喫煙しなくても、身の回りに喫煙者がいる場合にタバコの煙を吸ってしまうこと)によって周囲の人の健康リスクを上昇させることが問題視されてきました。
電子タバコが広まった背景

上記のような問題から広まったのが、電子タバコです。電子タバコとは、燃焼式タバコとは異なり、タバコ葉を使用せず装置内あるいは専用カートリッジ内の液体(リキッド)を電気加熱させ、発生する蒸気を吸引する製品です。日本国内ではニコチンを含まないものが一般的となっており、健康面が気になるが禁煙が難しい人を中心に人気となっています。 さらに、若年層や女性など従来の燃焼式タバコをあまり吸わなかった人の間でも、電子タバコは広まりつつあります。
電子タバコは健康的?
電子タバコのリキッドの主成分は、プロピレングリコールやグリセリンなどのグリコール類で、食品添加物や医薬品などに使われているものです。そのため、人体での影響が少ないとされていますが、安全性が示されているのはあくまでも食品添加物や医薬品として使われるときであり、加熱して吸引したときの影響についてはまだわかっていない部分も多くあり長期的な影響については研究段階にあります。近年では、プロピレングリコールを加熱すると、発がん性が指摘されている、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドが生成されることも報告されており、「電子タバコであれば安全」というイメージは見直していく必要があるといえるでしょう。
最近の研究について
電子タバコによるCOPDのリスクは?
24万9,190人(電子タバコと燃焼式タバコの両方を使用しているという8,316人を含む)を約4年間追跡した研究では、電子タバコを使用している人と非喫煙者を比べると、COPDのリスクが2.3倍に上昇したという結果が示されています。このように、電子タバコであっても健康面に何らかの悪影響を及ぼす可能性があることがわかっています。
電子タバコなら受動喫煙による影響はない?

燃焼式タバコと違い、電子タバコは副流煙が発生しないため、受動喫煙の影響は少ないと考えられています。 さらに、電子タバコはニコチンが含まれていないため法的にはタバコ類似品という扱いになっており、吸う場所の規定はありません。 しかし、前述したように健康への影響についてわかっていない部分も多くありまあすし、見た目だけでは吸う場所が定められている燃焼式タバコや加熱式タバコとの違いがわかりにくいため、トラブルを防止する意味でも喫煙所など定められた場所で吸うのが望ましいといえます。
まとめ
大切なのはリスクを知っておくこと
いかがでしたか?電子タバコは従来の燃焼式タバコと比較すると健康面の影響が少ないとされていますが、わかっていない部分もあります。リスクをしっかりと理解した上で電子タバコを使用すると良いでしょう。 【参考文献】 【タバコの害の最新情報】加熱式タバコや電子タバコも肺の炎症の原因に とくに女性は受動喫煙の影響を受けやすい.保健指導リソースガイド. 日本医療・健康情報研究所/創新社 (https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2025/013919.php) 閲覧日:2025年9月3日
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著者
藤井 歩(管理栄養士)

大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。





