【食中毒予防の3原則】常備菜を美味しく衛生的に楽しむポイント

【食中毒予防の3原則】常備菜を美味しく衛生的に楽しむポイント

日々の食事の準備を助けてくれる強い味方が「常備菜」!週末に作り置きしておくという方も多いのではないでしょうか。だんだんと暑くなってくるこれからの季節は、食中毒に要注意。衛生的に美味しく常備菜を楽しむためにも、「食中毒予防の3原則」を守りましょう!

2019年07月10日

夏は食中毒にご注意を!

食中毒とは?

常備菜を作り置きする際に気を付けたいのが食中毒。食中毒とは、細菌やウイルス、人体に有害な物質が含まれる食品を食べることで、腹痛や嘔吐、下痢、発熱などの症状が起こることをいいます。

食中毒は1年を通して発生しますが、気温・湿度の高くなる夏は、細菌が繁殖しやすくなるため、細菌性の食中毒に特に注意が必要です。主な細菌性の食中毒として、腸管出血性大腸菌(O157など)やカンピロバクター、サルモネラ菌等が挙げられます。これらの食中毒を起こさないためには、「食中毒予防の3原則」をしっかり守ることが大切なんです! 参照:食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント/政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/)

食中毒予防の3原則とは?

つけない

食中毒を引き起こす細菌やウイルス、有害な物質を、食材や調理器具、そして保存容器につけないことがポイント。食材は新鮮なものを選び、手は洗って清潔な状態で調理しましょう。調理器具や食器は清潔なものを用意しましょう。肉や魚などの生ものを切ったまな板や包丁はすぐに洗う習慣を付けておくと良いですね。野菜、肉や魚、加熱後の食品でまな板を分けて使うようにすると安心です。

増やさない

ついてしまった菌を増やさない工夫も大切です。気温が上がるこの時期、生ものを買ったら氷や保冷剤を忘れずに。寄り道せず速やかに帰宅し、食材はすぐに冷蔵庫にしまいましょう。また、冷蔵庫の温度が上がらないよう、冷蔵庫の扉の開閉はスムーズに。冷気を効率よく循環させるためにも、食品の詰め込み過ぎには要注意です。 出来上がった常備菜は清潔な容器に入れて速やかに冷まし、冷蔵庫に保存しましょう。また、冷蔵庫を過信し過ぎず、買ってきた食材、そして作った常備菜はなるべく速やかに消費するように心がけましょう。

やっつける

ほとんどの菌は加熱することにより死滅しますので、食材は中心部までしっかり加熱し殺菌しましょう。使った後の調理器具は洗剤で良く洗ってから熱湯消毒がおすすめです。作り置きした常備菜は、食べる前に再加熱しますとさらに安心です。

まとめ

衛生的な調理&保管を!

いかがでしたか?暑い夏の季節、常備菜があればキッチンに立つ時間も短縮できてとても嬉しいですよね♪食中毒予防の3原則をしっかり守って、美味しく衛生的に常備菜を楽しみましょう!

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著者

谷口 美希(管理栄養士)

食べることと料理が大好きで、大学で栄養学を学ぶ。卒業後は管理栄養士として老人ホームや健診センターに勤務。現在は、特定保健指導やオンラインでの栄養指導、コラムの執筆などに携わっており、栄養の面からたくさんの方の健康を支えていくことを目指しています。


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