【禁煙すると太るって本当?】禁煙中の体重管理のコツ

【禁煙すると太るって本当?】禁煙中の体重管理のコツ

喫煙による健康への影響の周知や喫煙できる場所が限られてきたこと、たばこの値上がりなどによって禁煙を考える人も増えてきました。しかし、中には「禁煙したいけれど太りそう…」といった理由で禁煙に一歩踏み出せない方もいるのでは?そこで今回は、禁煙によって体重が増えてしまう原因や体重管理のコツをご紹介します。

2024年11月13日

禁煙による健康改善効果

短期~長期的にさまざまな健康改善効果が期待できる

禁煙するとその直後からさまざまな健康改善効果が見受けられます。 まず、24時間後には心臓発作の可能性が少なくなるといわれており、その後は数日から1年ほどかけて、味覚や嗅覚の改善、心臓や血管などの循環機能の改善、気道の自浄作用の改善により感染が起こりにくくなり、肺機能も改善します。 禁煙から2~4年経過すると虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが喫煙者と比較して1/3まで減少し、5~9年経過すると肺がんのリスクが顕著に低下します。 さらに、禁煙から10~15年経過すると、さまざまな病気にかかるリスクが非喫煙者と同等のレベルまで近づくでしょう。 また、ニコチンが切れることによるイライラや喫煙できる場所を探すストレスなどもなくなりますので、禁煙によって心身ともに健康改善効果が期待できます。

禁煙とダイエット

禁煙すると体重が増える?

禁煙すると体重が増えるといわれていますが、実は本当です。禁煙すると平均して2~4kgほど体重が増加します。その理由として、基礎代謝が落ちる、口寂しさで食べ過ぎてしまう、味覚が正常化し食事が美味しく感じられるようになる、といったことが挙げられます。 しかし、上記のとおり喫煙には健康面において多くのメリットがあり、それは体重増加よりもはるかに大きいと考えられますので、体重増加を抑えつつ上手に禁煙するためにも、ポイントを押さえて体重を管理していきましょう。

よく噛んでゆっくり食べよう!

前述した通り、禁煙後は食欲が増進し食べ過ぎてしまいがちです。そこでおすすめしたいのが「よく噛むこと」です。噛む回数が増えると脳の満腹中枢が刺激されるので、少ない食事量でも満腹感を得やすくなります。一口あたり20~30回程度を目標としてよく噛んでみましょう。歯ごたえのある食材(野菜や海藻、きのこ、こんにゃくなど)を食事に取り入れるのもよい方法です。

運動でイライラを改善!

最近の研究で、有酸素運動が禁煙率を高める効果があると報告されています。ややきついと思える程度の運動をおこなうことで禁煙によって起こる渇望感やイライラが緩和され、食欲も抑えられるといわれています。

まとめ

禁煙しながら上手に体重管理!

いかがでしたか?今まで体重が気になって禁煙できなかった方、禁煙を試したけれど体重が増えて喫煙を再開してしまった方、ぜひ今回紹介したポイントをふまえて、ぜひ禁煙にチャレンジしてみてくださいね。 【参考文献】 ・禁煙の効果/e-ヘルスネット/厚生労働省 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-08-001.html (アクセス日:2024年7月2日) ・禁煙後の体重マネジメント/e-ヘルスネット/厚生労働省 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-06-008.html (アクセス日:2024年7月2日)

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著者

藤井 歩(管理栄養士)

大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。


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