【楽しみながらダイエット!】登山でやせるポイントとは?
皆さんは登山はお好きですか?自然とのふれあいや美しい景色、頂上に辿り着いたときの達成感など、登山にはさまざまな魅力があります。そんな登山ですが、ダイエットにも効果があれば嬉しいと思いませんか?そこで今回は、登山のダイエット効果ややせるためのポイントについて解説します。
4日前
登山のダイエット効果
登山のエネルギー消費量は?
エネルギー消費量を計算する際にはメッツ(METs)が使われます。メッツは運動の強さを示す単位であり体重ごとにどのくらいエネルギーを消費するかを割り出せます。静かに座っている状態が1メッツなのに対し、登山(0〜4.1kgの荷物を持って山を登る場合)は6.5メッツです。 エネルギー消費量の計算式は、『運動強度(METs)×時間(時)×体重(kg)×1.05』なので、例えば体重60kgの人が4時間登山を行った場合のエネルギー消費量は、6.5×4×60×1.05=1638kcalとなり、エネルギー消費量がとても大きいことがわかります。
脂肪燃焼にも効果あり!
登山は全身を使うため、ウォーキングやジョギング、水泳などと同様に有酸素運動であるといえます。有酸素運動は酸素を取り込み、脂肪をエネルギーに変えて消費するため体脂肪を落とすのに効果的です。
筋肉量の増加で代謝アップ!
普段の歩いている舗装された道とは異なり、登山では歩きにくく傾斜もある山道を登るので、特にお尻や太ももなどの下半身の筋肉が鍛えられます。下半身の筋肉が鍛えられると下半身の引き締めにつながりますし、筋肉量が増えるので基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)が増え、やせやすい身体に近づきます。
睡眠の質が改善!
登山によって身体が適度に疲れると、その日の夜はよく眠れるようになります。質のよい深い睡眠をとると成長ホルモンの分泌量が増え、新陳代謝が活発になることでダイエット効果が期待できますし、美肌やアンチエイジングにも効果的といわれています。
登山でやせるためのポイント
自分のレベルに合わせた山を選ぶ
今まであまり登山経験のない人が、いきなり標高の高い山や傾斜のある山を選んでしまうと、疲労困憊になってしまい途中で下山しなくてはいけない状況になったり、ケガや体調不良のリスクも高まります。最悪の場合は遭難事故につながる可能性もありますので、自身の登山経験や体力、年齢などを考慮し無理なく楽しめるレベルの山を選びましょう。
きちんと栄養補給をする
ダイエットをしている人ですと、登山中もつい食事量を抑えたくなってしまいますが、登山中にエネルギー不足を起こすと体調不良やケガ、事故につながる可能性もあるため大変危険です。登山中は行動食と呼ばれる、歩きながら食べる間食を摂る必要があります。目安としては1~2時間に1回、おにぎりなど食べやすくてエネルギー源となる食品を摂るのがおすすめです。
こまめな水分補給を意識する
運動量の多い登山では水分補給は欠かせません。個人差はありますが、1回の登山で1.5~2リットルの水分補給が必要といわれています。一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつこまめに飲むとよいでしょう。水は重いのでたくさん持っていくのは億劫かもしれませんが、水分不足は脱水症状を起こす可能性もあるので、余裕を持って水分を携帯しておくことをおすすめします。
まとめ
登山を楽しみながら健康的にダイエット!
いかがでしたか?ダイエットのために登山をするという方は珍しいかも知れませんが、楽しみながらダイエットできれば一石二鳥ですね。今まで登山をしたことがないという方も、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。 【参考文献】 生活活動のメッツ表/厚生労働省 (https://e-kennet.mhlw.go.jp/wp/wp-content/themes/targis_mhlw/pdf/mets.pdf) 閲覧日:2024年8月30日
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。