【たったの4kcal】ダイエット中に「ところてん」を取り入れる方法とは?
つるっとした食感がよく、暑い夏に食べやすい食品のところてん。今回は、管理栄養士が原料や栄養、おすすめの食べ方などをお伝えします!
2020年06月29日
ところてんとは?
食欲が落ちがちなときは、つるっとしたものが食べやすくて良いですよね。そんなときにぴったりなのがところてん。 そんなところてんは、いったいどんなものが原料となっているのかご存知ですか? ところてんの食べ方は地域によって様々です。大まかに分類すると関東では酢醤油、関西では黒蜜をかけて食べることが多いようです。 また、諸説は様々にありますが、箸でつまんで切れると縁起が悪いということで、ところてんは箸一本で食べるものとされている地域もあるようです。
ところてんの原料って?
ところてんはテングサやオゴノリという名前の藻類が原料となっています。寒天も同じ原料からできていますよ。ところてんは原料を煮て溶かした時にできる寒天質を冷まし固めて、天突きという専用の器具を用いるか包丁などで細長く切って細い糸状にして作ります。 ▶【ダイエット中には必須食材!】デザートにも料理にも大活躍の「寒天」ダイエットパワーとは?
ところてんの栄養
ところてんの栄養成分(たれを除く)は、100gあたり2kcalです。1食に150〜200g程、たっぷり食べても低カロリーなのでダイエット向きの食材と言えるでしょう。 しかし、食べる時のたれによってはカロリーが変わってきます。酢醤油よりも黒蜜の方が糖質の量が多くなるため、使う量によってはカロリーが高くなりやすいです。たれに黒蜜を使う時はたっぷりかけないようにしましょう。
たっぷりと含まれる食物繊維
ところてんは約99%が水分であり、多く含まれているのは食物繊維です。食物繊維は消化や吸収を助けたり、便秘解消、血糖値を緩やかにするなどの働きをしてくれます。 その他、ミネラル類のカリウム、カルシウム、鉄、マグネシウムも含まれています。これらは体の機能を正常に保つなどの働きをします。体で作ることができない成分なので、食事から補う必要があります。 このように、ところてんの栄養は体のエネルギー源にはならないですが、体の調子を整えてくれるサポーターのような役割をしています。 ▶【水を食べてダイエット?!】ぷるっぷるの「水ゼリー」がネットで話題に!?
ダイエットや健康維持にも
生活習慣病予防にも効果的
ところてんは低カロリーであり、豊富に含まれている食物繊維は糖や脂質の吸収を緩やかにしてくれる働きがあるのでダイエット効果が期待できます。 そして、食物繊維が腸内環境を整えて、排便を促してくれるので便秘解消にも役立つとされています。さらに、食物繊維はコレステロールなど腸内にある有害な物質を吸着して体外に排出するはたらきもあるので、生活習慣病の予防にも効果が期待されています。
ダイエット中のサポーターとして
上記のように嬉しい効果が望めても、ところてんばかりに頼り過ぎないようにしましょう。ところてんは食物繊維以外の栄養成分が少ないため、裏を返すと栄養価は低い食品ということになります。 糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素は生きていくために必要な栄養素です。食物繊維は栄養素ではなく「栄養素の働きを助ける」ものなので、ところてんは日々の食事の補助的なものと考えてくださいね。 ▶【管理栄養士が教える!】夏バテをしないカラダを作るポイントとは?!
おすすめの食べ方は?
普段の食事に取り入れて
食事を食べ過ぎてしまった、食事時間が遅くなる、食事が物足りないという時にところてんを食べることをおすすめします。おかずの一品として、酢醤油で食べてみても良いですね。 食事の前にところてんを食べることで、ところてんに含まれる食物繊維がお腹の中で膨らみ、食べ過ぎを防いでくれます。その他、サラダにところてんを加えてみても良いですね。見た目のボリュームも出ますし、食べ応えがありますよ。
ダイエット中のおやつに
ダイエット中だけれど、食後のデザートや間食でおやつを食べたいという時にもおすすめです。ところてんのたれは黒蜜にし、その他に果物などを加えたりして食後のデザートやおやつなどにアレンジしてみても良いですね。黒蜜はかけ過ぎないように注意してくださいね。
まとめ
いかかでしたか?ところてんがダイエットや健康維持の効果が期待できるのは嬉しいですね。 しかし、ところてんばかりに効果を期待過ぎないようにして、毎日の食事は主食(ご飯、パン、麺類など)、主菜(肉類、魚介類、卵、大豆製品など)、副菜(野菜類、きのこ類、海藻類)をそろえることを基本とした食生活を送りましょう。 健康的なダイエットを!
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著者
DietPlus管理栄養士(管理栄養士)
「正しく食べてやせる」ダイエットを実践できる様々なダイエットサポートサービスを提供。個人の生活習慣からやせない理由を発見できる「ダイエット診断」ほか、コラム等でダイエット情報を配信。また、アプリ「ダイエットプラス」では、食事改善をメインとした管理栄養士によるダイエットサポートサービスを提供しています。