【ダイエットにおすすめ!?】乳酸菌飲料の飲み方とは
「乳酸菌」が腸内環境によいことをご存知の方は多いですよね。では、腸内環境を整える乳酸菌飲料はダイエットにおすすめの飲み物なのでしょうか。今回は、管理栄養士の視点で乳酸菌飲料の飲み方を紹介します。
2024年04月23日
乳酸菌に期待できる効果とは
乳酸菌とは
乳酸菌は、炭水化物を発酵させて乳酸をつくる菌類の総称をいいます。
乳酸菌と腸内環境
腸内には1000種類近い細菌が、100兆個生息していることが知られています。腸内細菌は、腸内によい働きをもたらす善玉菌と悪い働きをもたらす悪玉菌、どちらともいえない中間の菌にわかれています。善玉菌が多く、悪玉菌が少ないと良好な腸内環境といえるでしょう。 乳酸菌は善玉菌に分類されます。乳酸菌は腸内環境を整える働きに加え、内臓脂肪を減らす効果が期待されています。他にも、LDLコレステロールの上昇を抑える働きや血圧を下げる効果、免疫力を高める効果など、身体にとってよい働きを行っているのです。
乳酸菌を含む食材とは
乳酸菌と聞くと乳製品をイメージしますよね。乳酸菌はヨーグルトやチーズ、乳酸菌飲料などの乳製品以外に、漬物などの発酵食品や日本酒などの酒類にも含まれています。
乳酸菌の摂り方
手軽に乳酸菌を補給する方法は「乳酸菌飲料」
私たちの腸内に生息している菌は、食生活や環境の影響を受けて個人によって異なります。年齢によって菌の数は増減することがあっても、菌の種類は一生を通してほとんど変わらないとされているのです。不足した菌を補っても定着はしないため、日々補うことが大切です。そこで、簡単に取り入れやすいのが乳酸菌飲料ではないでしょうか。
自分に合った「乳酸菌飲料」を探そう
ひとことに乳酸菌飲料といっても、商品によって含まれる乳酸菌の種類はさまざまです。自分に不足している菌を補うことが、腸内環境をよくするための方法になります。自分に不足している菌を探すためには、乳酸菌飲料を1〜2週間飲んで便通や肌の状態がよくなっているかをチェックし、自分に合っているかを確認してみましょう。
飲みすぎには気をつけよう
乳酸菌飲料には、カロリーや糖質も含みます。ダイエットのつもりで1日に何杯も飲んでいるとカロリーの摂りすぎにつながり、逆効果になってしまうことも。嗜好品の1日の目安量は総摂取カロリーの1割程度に抑えることです。間食やジュース類などを含めて1日150〜200Kcal程度に抑え、乳酸菌飲料は飲むようにしましょう。
まとめ
賢く飲んでスッキリした身体を手に入れよう
乳酸菌には、内臓脂肪を減らす効果が期待できます。飲みすぎには気をつけて、自分に合った乳酸菌飲料を飲むようにしてみてくださいね。 【参考文献】 ・厚生労働省.乳酸菌.e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-026.html)閲覧日2022年8月29日 ・厚生労働省.腸内細菌と健康.e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html)閲覧日2022年8月29日 ・国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所.乳酸菌.「健康食品」の安全性・有効性情報(https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4750lite.html)閲覧日2022年8月29日 ・一般社団法人全国発酵乳乳酸菌飲料協会,発酵乳乳酸菌飲料公正取引協議会.乳酸菌の機能性.乳酸菌でヘルシーライフ(https://www.nyusankin.or.jp/func_cat/func/)閲覧日2022年8月29日
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著者
酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)
幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。